ミズノ フェアウェイウッド歴代比較 ST-Z/ST-X/Mizuno Pro の選び分け
ミズノ フェアウェイウッドの歴代モデルをHS別に徹底比較。ST-Z 230、ST-X 220、Mizuno Pro 222/225/FLI-HI、ST200、ST200X、ST190、GXまで工房の試打感覚で差分を解説。HS40未満から45以上まで現行と中古の狙い目、2026年の買い時、番手構成の決め方を判断軸付きで整理する。
工房の試打台で見えたミズノFW歴代の決定的差分
先日、工房に来た HS43 ハンデ12のアマチュアが、ST-Z 230 と Mizuno Pro 225 と中古の ST200 を3Wで30球ずつ打った。キャリーは225/231/218ヤード、左右ブレは15/8/22ヤード。本人は「同じミズノなのに別物」と頭を抱えた。ミズノのフェアウェイウッドは打感の評価こそ高いが、ST-Z 230、ST-X 220、Mizuno Pro 222、Mizuno Pro 225、Mizuno Pro FLI-HI と現行だけで5系統に枝分かれしており、自分のヘッドスピードとハンデに合う1本を見抜くのは情報戦になる。
ST-Zと ST-Xの違い、Mizuno Pro 三兄弟の住み分け、ST200 や ST190 など歴代モデルの中古を狙うかどうか。判断軸を持たずに価格コムやレビュー動画を眺めるだけでは、数万円の買い物で迷子になる。本稿は工房での試打感覚と海外メディアのデータを組み合わせ、HS別・用途別にミズノ フェアウェイウッドの歴代モデルを切り分ける。フェアウェイウッドで2打目の方向性に苦しむ40-55歳の中級者を想定して書く。試打回数を取れない読者ほど、まず比較軸を頭に入れるのが先決だ。
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「ミズノは難しい上級者向け」という思い込みは、いまや半分しか当たっていない。ST-X 220 はドローバイアス設計でつかまりが強く、HS40未満のスライサーでも素直に右から戻る軌道を作れる。価格コムの星だけ見て ST-Z を選ぶと、HS不足の読者は球が上がらず後悔する。ミズノのフェアウェイウッドの決め手は重心位置とフェース向き、そしてシャフト重量の3点だ。ロフトの数字は最後に効く要素にすぎない。
比較軸はこの記事で4つに絞る。
- ヘッドスピード適合(HS40未満 / 40-45 / 45以上)
- 球筋傾向(ニュートラル ST-Z / ドロー ST-X / 操作 Mizuno Pro)
- 価格レンジ(現行新品 / 1〜2世代落ち中古 / ST190世代の格安中古)
- 番手構成(3W単独 / 5W中心 / 7W・FLI-HIでロングアイアン代替)
ドライバーで好調でも、フェアウェイウッドはシャフトが1インチ短い。同じ重量帯のシャフトだと振り心地が軽く感じてダフる。ドライバーより5〜10g重いシャフトで揃えると振り感が一致する。これは工房で何度も再現してきた事実である。スイングはリズムと一緒で、シャフト重量がズレた瞬間にテンポが崩れる。
HS別で切るミズノ フェアウェイウッド歴代の比較表
結論を先に置く。2026年4月時点で現行から選ぶなら ST-Z 230 の3W、HS40未満なら ST-X 220 の5W、上級者の操作性なら Mizuno Pro 225 の3W。これが編集部の推しだ。中古で攻めるなら ST200 の5Wが狙い目。理由は表の下で順に説明する。
| モデル | 発売 | 向く人 | 強み | 注意点 | 価格帯目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| ST-Z 230 | 2023 | HS42-46 ニュートラル | 直進性と打感のバランス | つかまりは控えめ | 新品3.5〜4.5万 |
| ST-X 220 | 2022 | HS38-43 スライサー | ドローバイアスでつかまる | 強振すると左へ抜ける | 中古2.5〜3.5万 |
| Mizuno Pro 222 | 2022 | HS44以上 操作派 | 小ぶりで叩ける | やさしさは皆無 | 中古3〜4万 |
| Mizuno Pro 225 | 2022 | HS42-48 飛距離派 | ミズノ史上最高反発級 | ヘッドが少し大きい | 中古3.5〜4.5万 |
| Mizuno Pro FLI-HI | 2022 | HS40-46 中上級 | UTとFWの中間で実用的 | 球が止まりにくい | 中古2.5〜3.5万 |
| ST200 | 2020 | HS40-44 万能型 | 価格性能比が高い | 最新比でスピン多め | 中古1.2〜2万 |
| ST200X | 2020 | HS36-40 軽量派 | 軽量シャフトで楽に振れる | 中弾道で止まりにくい | 中古1.2〜1.8万 |
| ST190 | 2019 | HS38-43 入門中級 | 寛容性が高い古典 | フェース反発は1段落ちる | 中古0.8〜1.4万 |
| GX | 2021 | HS35-39 シニア | 軽量で球が上がる | 上級者には軽すぎる | 中古1.5〜2.2万 |
ST-Z 230 はヘッド後方寄りの重心配置で、フェース向きは0.5度オープン気味。直進性が高く、HS43前後の中級者がそのまま使える。Mizuno Pro 225 はミズノが「自社最高反発級」と打ち出した飛び系で、フェース厚みを抑えつつ反発エリアを広げてある。HS44以上で叩ける読者なら、3Wで5ヤード以上の上乗せが期待できる。私が推すのは Mizuno Pro 225 の3W、シャフトはディアマナPDかツアーAD VR系の60g台S。
ここで現行の物販導線を一本だけ置く。新品で攻めるなら3W単独購入か、3W+5Wの2本同時調達で番手の役割を整理するのが近道だ。中古との価格差を見比べて判断したい読者向けに、現行モデルのカードを並べる。
一方 Mizuno Pro 222 は完全な操作派向けで、HS40の読者が手にするとボールが上がらない。FLI-HI は5番ユーティリティと7番ウッドの中間に位置し、ロングアイアンを抜きたい中級者に効く。歴代の ST200 は2020年モデルだが、現行と並べて打っても飛距離差は実測で5〜7ヤード以内。中古1.2万円台で出てくるなら買い得である。
ST200X は ST200 のドロー版で、軽量設計のため HS38前後のシニア寄り中級者に刺さる。ST190 はさらに1世代前で、現行比でフェース反発は1段落ちるが、つかまりやすさと価格(1万円前後)を考えれば最初のFW買い替えとしては十分機能する。GXはシニア向け軽量モデルで、HS35-39の読者が振り切れる重量帯に振っている。歴代モデルから入る場合は中古在庫を絞り込むのが先だ。
雑誌的に他社現行と並べて読みたい読者には2026年最新FW売れ筋4本の試打比較レビューが役に立つ。石井プロと小倉氏が打ち比べた評価軸を本稿の判断軸と重ねると、ミズノが他社とどこで差が出るのかが立ち上がる。
番手構成で読み解く ST-Z ST-X Mizuno Pro の住み分け
HS40未満なら ST-X 220 の5W、もしくは GX の5W。理由はシンプルで、3Wのロフト15度では球が上がりきらず、フェアウェイから打てない番手になりやすい。5Wの18度を主軸にし、3Wは諦めるか中古で安く繋ぐ。GXは軽量なので女性ゴルファーや60代男性にも届く。
HS40-45m/sの中級者は、ST-Z 230 か Mizuno Pro 225 の3W+5W構成が王道だ。つかまりに不安があれば ST-X 220、ニュートラルに振りたいなら ST-Z 230、もう一段飛距離を欲しがるなら Mizuno Pro 225。FLI-HI を5Uの位置に入れれば、4番アイアンを抜いてセット全体の重複を整理できる。
HS45以上の上級者寄りは Mizuno Pro 222 が候補に上がる。小ぶりでフェース面の操作感が出るため、左右の打ち分けが効く。ただしミスヒットの寛容性は低い。HS47前後でハンデ10以下の読者向けの選択肢である。
歴代モデルから入るなら ST200 の5W、ST200X の5W、ST190 の3Wの順で中古市場をチェックする価値がある。中古FWで失敗しないコツは、フェース下部の擦り傷とソールの接地痕を見ること。HS別の推奨をまとめるとこうなる。
- HS40未満: ST-X 220 / GX / ST200X(中古)
- HS40-45m/s: ST-Z 230 / Mizuno Pro 225 / FLI-HI / ST200(中古)
- HS45m/s以上: Mizuno Pro 222 / Mizuno Pro 225 / ST-Z 230
決め手は、3Wで叩きたいか、5Wでフェアウェイから刻みたいか。役割が決まれば候補は3本以下に絞れる。
工房の査定データで読む中古相場と2026年の買い時
向かない人を先に書く。ST-Z 230 はつかまり控えめで、スライス持ちが3Wで使うと右に出っぱなしになる。Mizuno Pro 222 はHS42未満では球が上がらず2打目の選択肢を狭める。FLI-HI は止まりにくい弾道のため、グリーンを直接狙うクラブとしては設計外だ。
中古を狙う際の落とし穴も挙げる。ST190 や ST200 は新品時の純正シャフトが軽量寄りなので、HS43以上の読者がそのまま振ると先っぽが走りすぎる。リシャフト前提で予算を組むのが安全だ。中古相場の目安としては、ST200が1.2〜2万円、ST200Xが1.2〜1.8万円、ST190が1万円前後、GXが1.5〜2.2万円。試打不可で買う際は、フェースのへこみ・ソールの深い擦り傷・グリップ硬化の3点を写真でチェックする。
2026年動向としては、ミズノは Mizuno Pro 系列のフェアウェイウッドを春以降にアップデートする可能性が高い。発表時期に合わせて現行 Mizuno Pro 225 の中古玉数が一気に増える流れは、過去2世代の入荷ログでも観測できた。急がない読者は2026年夏まで待ち、すぐ必要な読者は ST-Z 230 か ST-X 220 を新品で確保する。これが現実的な判断だ。マルマンの新作と比べたい読者はマルマン NEW SG フェアウェイウッドの選び方も合わせて読むと、軽量系FWの今の立ち位置が見える。
買い替えで旧FWが余る場合は、下取りで現行モデルの予算を作るのが早い。ST200やST190世代でも査定は付く。査定額をベースに、新品3.5万円のST-Z 230を実質1万円台に圧縮する読者も工房では珍しくない。
使わなくなったクラブを手間なく高く売る。宅配で完結
無料査定を申し込むQ: ST-Z 230 と Mizuno Pro 225、HS43の中級者ならどちらか
A: つかまり控えめで直進性を取るなら ST-Z 230、5ヤード上乗せの飛距離を取るなら Mizuno Pro 225。フェアウェイキープが優先課題なら ST-Z、パー5の2オン狙いが多いなら Mizuno Pro 225 を推す。
Q: ST200 を中古で買うのは2026年でも遅くないか
A: 遅くない。現行ST-Z 230との飛距離差は実測5〜7ヤード以内。1.2万円で買える状態なら費用対効果は十分だ。ただしリシャフトを見越した予算配分が前提になる。
次のラウンドの2打目から逆算する
迷ったら一つだけ決めてほしい。「3W中心か、5W中心か」。これだけで候補は半分に絞れる。3W中心ならHSと操作性で ST-Z 230 か Mizuno Pro 225。5W中心ならつかまりで ST-X 220 か中古の ST200。番手の役割を先に決めずモデル名から入るから迷うのだ。
次のラウンドの2打目を思い出せ。フェアウェイから何ヤード残ることが多いか。残り210ヤードが多いなら3W、残り180ヤードが多いなら5W。答えはコースの中にある。設計思想の違いを横断的に押さえたいなら、コブラRAD Sのコスパ再考レビューを併読してほしい。ミズノの打感重視と他社の飛距離重視のコントラストが立体的に見える。
最後に一言だけ。1本で決めず、3本並べて30球ずつ打て。試打台で答えは出る。
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