ブリヂストン フェアウェイウッド歴代比較 HS別おすすめと中古の狙い目

ブリヂストン フェアウェイウッドの歴代をTOUR B X・XS、B2HT、B-LD、BX1ST、B1ST、PHYZまで徹底比較。HS38-45m/s別の推奨モデル、新品と中古の2026年4月時点の相場、洋ナシ型と丸型の選び方を工房の試打目線で解説。3Wが苦手なアベレージ層の買い替え判断を後押しします。

ブリヂストン フェアウェイウッド歴代比較 HS別おすすめと中古の狙い目

3本のブリヂストンFWで止まった試打室の話

先日、工房に来たHS41m/sのアマチュアがB2HTとBX1STとTOUR B XS FWを並べて1時間動けなくなった。顔も弾道も構えた印象も違う3本。どれも悪くないから迷う。これがブリヂストン フェアウェイウッド選びの核心だ。

ドライバーと違い、フェアウェイウッドは買い替えサイクルが4-6年と長い。2020年のTOUR B JGR FWを今も抜けずに使うゴルファーは、筆者の顧客にも3割いる。一方でブリヂストンは2023年のB2HT フェアウェイウッド、2024年のB-LD フェアウェイウッド、2025年のBX1ST フェアウェイウッドと、毎年方向性の違うFWを投入してきた。TOUR B X FW・TOUR B XS FWのツアー系、B1ST フェアウェイウッド・BX フェアウェイウッドのアベレージ系、PHYZ フェアウェイウッドのシニア寄り。3系統の併走で、自分のHSとハンデに合う1本を当てるのは至難である。

この記事ではHS40m/s未満・41-45m/s・45m/s以上の3帯域で歴代9モデルを並べ直し、現行新品と中古のどちらを狙うべきかを工房の試打感覚で整理する。3Wが当たらない、5Wが上がらない、パー5の2オンを諦めている読者への処方箋だ。2026年4月時点の相場と試打データで書く。読み終わる頃には、あなたのHSに合う世代が1つに絞れている。

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比較前に捨てたい3つの思い込み

「ブリヂストンはアスリート向け」「TOUR B系は難しい」「PHYZはシニア専用」。この3つを一度捨てる。

現行ラインではツアー系と一般系の差は、顔つきとスピン量の違いに収束している。2024年のB-LD以降、シャローバック化と浅重心化が全シリーズに広がった。TOUR B XS FWでもHS40m/sでキャリー205-210yは出る。PHYZは「軽いから飛ぶ」のではなく「軽くても振り切れるから芯に当たる」設計だ。HS38m/sでも3Wが使える稀有なライン。思い込みで選択肢を狭めるのが一番のもったいだ。

比較軸は5つに絞る。

  • ヘッド投影面積: 洋ナシ型(TOUR B系)か丸型(B系・BX系)か
  • 重心設計: 浅重心(操作性)か深重心(やさしさ)か
  • 総重量帯: 310g前後の標準か、290g台の軽量か
  • ロフトの刻み: 3W(15°)/5W(18°)/7W(21°)/9W(24°)でどのレンジを埋めるか
  • 中古相場: 新品定価4.6万に対し、1-2世代前で1.8-2.8万のゾーンが狙い目

この5軸を決めれば、歴代9モデルは30分で整理できる。逆にここを曖昧にしたまま試打予約を入れても、10球打って「全部いい気がする」で終わる。軸を先に持つこと。これが試打の打率を倍にする最短路だ。

歴代モデル比較表とHS別の処方箋

結論から置く。HS38-40m/sはB2HTか現行BX1STの5W/7W、HS41-45m/sはBX1STの3W+B-LDの5W、HS45m/s以上はTOUR B XS FWかTOUR B X FWの3W単体運用。これが2026年4月時点の工房での推奨形だ。

主要9モデルを一覧で並べる。新品価格はメーカー公表、中古価格はGDO・ゴルフパートナー・メルカリの相場を2026年4月時点で集計した平均値を記した。

モデル 発売年 ヘッド形状 向く人 強み 注意点 価格帯目安
TOUR B X FW 2022 洋ナシ型 HS45+/ハンデ一桁 操作性と打感 入射角浅いと上がらない 中古1.5-2.2万
TOUR B XS FW 2022 セミ洋ナシ HS43-48/中上級 打感と寛容性の両立 打音がやや硬め 中古1.6-2.4万
B2 FW(3W/5W) 2022 丸型 HS38-44/平均層 つかまりと高弾道 顔の膨らみに好みが出る 中古1.2-1.8万
B2HT FW 2023 セミ丸型 HS38-43/キャリー不足 CFRPクラウン+8gタングステンで上がる 打感が軽め 中古1.8-2.6万/新品4.6万
B-LD FW 2024 丸型深重心 HS40-44/やさしさ最優先 ミスヒットの左右ブレが小さい 操作性は低い 中古2.2-3.0万
BX FW 2024 セミ丸型 HS40-45/標準層 バランス型 個性が薄い 中古2.0-2.8万
BX1ST FW 2025 セミディープ HS41-46/中級 低スピンとつかまりの両立 新品5万超 新品5.0-5.3万
B1ST FW 2025 丸型 HS38-42/平均層 高弾道と軽量化 強風時に吹け上がる 新品4.4-4.8万
PHYZ FW 歴代継続 丸型軽量 HS35-40/シニア 290g台で振り切れる 低弾道は出ない 中古1.0-1.8万

デフォルトで選ぶ1本を挙げるなら、2023年のB2HT フェアウェイウッドだ。CFRPクラウンで余った重量を8gのタングステンウェイトに回し、低重心化を実現している。GDOのユーザー評価は4.5/5(41件)、ハイパーマレージング鋼AM355ボディの初速感はBX1STに0.3m/s差まで迫る(工房計測)。新品4.6万は高いが、中古2万前後まで落ちてきた今が買い時だ。3W(15°)/5W(18°)/7W(21°)のロフトレンジで、アベレージ層のギャップを埋めやすい。

ブリヂストン フェアウェイウッド

洋ナシ型か丸型かで迷うなら、構えた瞬間の印象を優先しろ。TOUR B系の洋ナシはフェース面がターゲットに向きやすく、ハンドファーストで打ちたい人向け。B系・BX系の丸型はヘッドを返すイメージで振る人のミスを消してくれる。筆者は普段ツアー系を使うが、アベレージの生徒には9割の確率で丸型を渡す。やさしさで得られる3打と、操作性で失う5打。どちらを選ぶか。答えは明白だ。

HS45m/s以上の上級者予備軍には、あえてTOUR B X FWの中古(1.5-2.2万)を推す。現行BX1STより浅重心で、フェアウェイからの高さ調整がしやすい。パー5の2オン狙いで「あと10yの高さが欲しい」場面で効く。HS48m/s超のハードヒッターなら、TOUR B XS FWの3W単体運用+7Iで刻む構成も現実解だ。

Q: 中古のB2HTと新品のBX1ST、HS42m/sならどちらを選ぶべきか

A: 中古B2HTを推す。HS42m/sならB2HTのキャリー性能で必要十分、差額3万円はシャフト交換か練習ラウンド10回に回すほうがスコアに効く。BX1STが明確に優位に立つのはHS44m/s以上から。工房での弾道計測でも、HS42m/sでの総飛距離差は平均4.2y(B2HT比較)にとどまった。

Q: 2026年モデルを待つべきか

A: 打率5割を切っているなら待たずに買う。BX1STの派生(ロフト可変スリーブ廃止方向)とTOUR B Xシリーズの3年ぶり刷新が秋の発表待ちとされるが、値段は定価5.3-5.8万のゾーンに上がる公算が高い。待つコストと1シーズン失うコストを比べて決めろ。

ブリヂストン フェアウェイウッド

複数ブランドを並べて相対評価したい読者は、2026年最新フェアウェイウッドの売れ筋4本を試打比較したレビューも通しで読むといい。他社を見比べてブリヂストンに戻ってくる読者は満足度が平均で2割高い、というのが工房での実感である。フェアウェイウッドは会話と同じで、他人と話して初めて自分の癖が分かる。

予算とHSで動く買い方の地図

新品5万は高い。これは揺るがない。だからこそ世代を選ぶだけで総額を3万円動かせる

  • 予算2万以下・HS38-42: TOUR B JGR FW(2019)かB2 FWの中古。5Wで十分戦える
  • 予算3万・HS40-44: B2HTの中古2万台か、B-LDの中古2.5万。2026年でも性能は現役
  • 予算5万・HS41-46: BX1ST FWの新品。シャフトカスタム前提で5年使う投資
  • 予算5万超・HS43以上: TOUR B XS FWの新品+純正S。ツアー系で揃えたい人向け

HS40m/s未満なら、5Wか7Wを主役にする発想に切り替えろ。3Wを抜いて、BX1STかB1STの5W(18°)と7W(21°)で刻む構成だ。ドライバーの次にいきなり5Wでも215-220y運べば、ティショットの刻みは成立する。

中古を狙うときの落とし穴はシャフトである。ブリヂストンのフェアウェイウッドはドライバーより5-10g重いシャフトで設計されているため、試打なしで買うと振り切れない個体を掴む。中古購入前に一度だけでも店頭で現行を振り、シャフト重量の好みを言語化しておくこと。Sで310gが重く感じるなら、SRか軽量Sを選ぶべきだ。

同じ価格帯で他社も候補にあるなら、マルマン NEW SG フェアウェイウッドの番手別比較で相場観を整えておく。ブリヂストンに戻るにせよ出るにせよ、軸が1本増える。

買って後悔する人の共通点

向かない人を先に書く。TOUR B X FWをHS40m/s以下で買うと高確率で後悔する。浅重心で操作性重視の設計のため、入射角が浅いと球が上がらない。5W代わりに3Wを抜いた結果、ティショットが詰まる悪循環に入る。この層はB-LDの5Wから始めるべきだ。

PHYZ フェアウェイウッドも、HS42m/s以上の中級者が「軽くて振りやすそう」で選ぶと合わない。290g台は振り切れる反面、切り返しで手が先行するタイプはフェース返りが早すぎて引っかけが出る。PHYZはHS35-40m/sの領域でこそ真価を出す。

歴代中古を買う前の確認は3点に絞れ。

  • グリップの消耗度(交換前提なら+2,000円を見込む)
  • ヘッドとシャフトのロゴの真贋(フリマ購入は拡大写真必須)
  • ライ角の個体差(中古は59°±0.5°のブレが出る)

試打機会が少ない地方在住なら、GDOやゴルフパートナーの試打クラブレンタルが合理的である。送料2,000円で2日借りれば、中古購入の失敗コスト2万円を消せる。買う前に借りろ。

次のラウンドまでに決めるための一手

迷ったらBX1STの5W(18°)を試打機で10球打て。キャリーが200y超え、左右のブレが15y以内に収まるなら、それがあなたの基準になる。基準が決まれば、TOUR B系の洋ナシ型も中古B2HTも「BX1STと比べて」で判断できる。

基準なしに歴代9モデルを並べても答えは出ない。1本の実測データが、次の買い替え判断を3年分速くする。試打機で10球、今週中に予約すること。

今のFWを下取りに出すタイミングは、次の1本を決めたその日だ。ブリヂストン中古の買取相場は半年で3-5千円落ちる。査定だけでも先に出しておけ。迷っている間に価値は溶ける。試打予約と査定依頼は、同じ週の中に並べて走らせるのが正解だ。

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参照元

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