スリクソン ウェッジ 口コミ評価と2系統の選び方比較

スリクソン ウェッジの口コミ・評価をもとに、RTX系(CBZ・RTZ)とZXi系の違いをロフト・バウンス早見表とグラインド別シーンで徹底比較。楽天・Amazonで選ぶ現行5モデルの価格と向く人を具体的に解説。バンカーやラフのアプローチで迷うゴルファー向けの選び方ガイド。

スリクソン ウェッジ 口コミ評価と2系統の選び方比較

先日、MycaddieのQ&Aで「ZXi7のAWとSWがあるのに、単品ウェッジと何が違うのですか」という投稿を見た。年齢51歳、スコア90〜100台のゴルファーからの正直な疑問だ。答えはひとつではないが、この問いはスリクソンのウェッジ全体を整理する入口になる。RTX系とZXi系、2本の系統が並走するスリクソンのラインナップは、知らないまま選ぶと「なんとなく買った」で終わる。口コミを読んでも評価が割れる理由はそこにある。

RTX系とZXi系、2本の系統が並走する理由

ゴルフショップのウェッジコーナーでスリクソンとクリーブランドが並んでいる。RTZ、RTX6 ZIPCORE、CBZ、ZXi7のSW。見た目は似ているのに価格が違う。型落ちと現行が混在している。そこに「どれを選べばいい?」という迷いが生まれる。

混乱の根本は2本の系統が並列で走っていることだ。

ひとつはRTX系(クリーブランドの設計思想継承)。RTX6 ZIPCORE → RTZ → CBZという流れで、スピン性能と操作性を追求したスコアリングクラブとして単品設計されている。もうひとつはZXi系(アイアンセット連動)。ZXi5・ZXi7のAWとSWは、同シャフト・同コンセプトでセットを揃えることを前提にした設計だ。この2系統は後継関係ではない。役割が根本から違う。

Yahoo!ショッピングの2026年5月ランキングでは1位にCleveland CBZ(約18,800円)、2位にRTZカスタム(約25,300円)が並ぶ。どちらもスリクソンブランドだが、向いているゴルファーは別だ。系統の違いを理解しないまま口コミだけで選ぶと、買い直しになる。

バウンスを無視するとラフとバンカーで失敗が続く

「ロフト角だけ合わせれば問題ない」。この思い込みが一番危ない。

スリクソンのウェッジで後悔する人に工房で共通して見られるのが、バウンス角を無視したロフト選びだ。56°でもバウンス8°と14°では砂への食い込み方がまったく違う。バンカーでクラブが刺さる、ラフからのアプローチが毎回距離がバラつく、といった悩みは大半がバウンス設計のミスマッチから来ている。ショートゲームの安定感はバウンス角が決める。

Mycaddieには「50°のアプローチウェッジだけスリクソン(Z785)で残りはクリーブランドのZIPCORE」という構成への相談が上がっていた。この組み合わせ、シャフトが同じなら実戦で違和感は出にくい。ブランド統一よりシャフト重量・フレックスの連続性の方がコースでの感覚に直結する。異なるブランドでもシャフトが揃えば問題ない。

今回の比較に使う軸は3つに絞る。

  • ロフト・バウンス: 使うシーン(フェアウェイ、ラフ、バンカー)への適合
  • グラインド: ソールの抜けとスイング軌道の相性
  • 系統: セットアイアン連動か、単品スコアリングクラブか

スリクソン ウェッジ ロフト・バウンス・グラインド比較

ロフト・バウンス早見表(現行モデル対応版)

モデル ロフト幅 バウンス グラインド 向く人
Cleveland CBZ 46〜62° 8〜14° C/Sグラインド スコア90〜100台、汎用性優先
Cleveland RTZ 46〜62° 8〜16° フルグラインドV2 スコア80台以下、スピン重視
Cleveland RTX6 ZIPCORE 46〜64° 6〜16° ZIPCOREテクノロジー 中古コスパ重視、月1〜2回ラウンド
Srixon ZXi7 AW/SW 50°/54° 9°/12° アイアン準拠 ZXi7セット保有者
Srixon ZX ウェッジ(AW) 51° 10° フラット気味 ZX7アイアンとの連動

グラインド別おすすめシーン

グラインド 得意なシーン 注意が必要なシーン
Cグラインド(三日月型ソール) バンカー中心、フェース開きのロブショット フェアウェイからのフルショット
Sグラインド(幅広フラットソール) 硬めのコース、フェアウェイアプローチ 砂が深いバンカーでの脱出
フルグラインド(RTZ採用) 多様な状況を1本でカバーしたい 初中級者には扱いに慣れが必要
アイアン準拠(ZXi系) 50°前後のフルショット、距離を合わせたい ロブやピッチのバリエーション

楽天・Amazon価格比較5選(2026年5月時点)

# モデル 参考価格(新品) 向く人
1 Cleveland CBZ ツアーサテン(N.S.PRO 950GH neo) 約18,800円 バウンス汎用性を優先したい90〜100台
2 Cleveland RTZ カスタムオーダー 約25,300円〜 スピン性能と操作性を突き詰めたい80台以下
3 Cleveland RTX6 ZIPCORE(中古) 8,000〜12,000円 コスパ重視、月1〜2回ラウンドの人
4 Srixon ZXi7 AW/SW(セット単品追加) 約15,000〜18,000円 ZXi7アイアン保有者で統一感を求める人
5 Srixon WG-705(旧型・中古) 5,000〜8,000円 打感優先でソフトな感覚を試したい人

総合的に最も推せるのはCleveland CBZだ。バウンス設計の汎用性が高く、フェアウェイ・ラフ・バンカーのどの状況でも一定の抜けを確保できる。スコア90〜100台が「まず1本」選ぶなら、RTZよりCBZが正解に近い。

スピン性能に特化したいなら、RTZのカスタムオーダーという選択肢はある。ただし25,000円超の差額が価値を持つのは、グリーンを確実に止めたい上級者(スコア80台以下)に限られる。月1ラウンドのペースなら中古RTX6 ZIPCOREの方が合理的だ。

スリクソンの現行ウェッジを実際に打ち比べてみたい方は、各モデルのスペックと相場が揃っている以下もあわせて参考になる。

スリクソン ウェッジ 現行モデル

予算とスコア帯で絞る選び方

スコア90〜100台、月1〜2ラウンドの人へ。ZXi7アイアンを使っているなら、AW・SWのセット連動で揃えることを勧める。シャフトが同じになるのでアドレスからインパクトの感覚が統一される。現在のアイアンがゼクシオやキャロウェイ系の場合は、RTX系CBZを別途1〜2本用意した方が打感の整合性が取れる。

スコア80〜90台、週1ラウンドの人へ。56°と60°の2本体制を考えているなら、RTZ(56°バウンス10°)とCBZ(60°バウンス12°)の組み合わせが工房でも評価が高い。バウンスの差をシーン別に使い分けられると、寄せワンの確率は上がる。

予算1万円台から始めるなら中古RTX6 ZIPCOREが現実解。2022年モデルで設計の完成度は高く、溝の状態が良い個体(使用100ラウンド以内が目安)なら現行RTZとのスピン差は体感できないレベルだ。

ウェッジ選びの基準について別の視点で参考になる記事

アプローチの精度を根本から上げたい場合は、クラブ選びと並行して弾道計測での確認が近道になる。自分のスピン量と距離のバラつきを数値で把握してから機種を絞ると、選択ミスが減る。

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シャフト重量差とフェース摩耗、見逃しやすい2つの落とし穴

向いていない買い方を先に書く。

  • アイアンがゼクシオ(シャフト軽量40〜50g台)でRTZスチール単品買い: シャフト重量差が80〜100g近くなるケースがある。ウェッジだけ急に重くなると、ショートゲームのテンポが崩れる。シャフト選択は必ずカーボンはカーボン、スチールはスチールで揃える
  • ZXi7のSW(54°)をバンカー専用にしようとする: ZXi系はアイアンライクな設計で、バンカーリカバリーの扱いに慣れが必要。砂質が難しいコースでの使用は要注意
  • 中古ウェッジを外観だけで判断: スリクソン・クリーブランドのウェッジは軟鉄鍛造なのでフェース面が摩耗する。溝の角が丸まった個体はスピン量が新品比で1,000rpm以上落ちる。購入前に溝断面を指で触って確認する

また、ウェッジ選びで見落とされがちなのが仕上げの違いだ。ツアーサテンとブラックサテンでは反射の違いがアドレス時の見え方に影響する。光量の多いコースではツアーサテンの方がフェース角の確認がしやすい。3種類の仕上げとロフト選びの詳細はこちらで解説している

Q: ZXi7のセットウェッジと単品RTX系ウェッジ、どちらを選ぶべきか

A: ZXi7アイアンを使っている場合はセット連動のAW・SWが基本選択。シャフト重量・フレックスが揃い、距離感の統一が取りやすい。ただしバンカー脱出や60°以上のロブショットを多用するなら、RTX系のバウンス豊富な設計を1本加える方が現実的だ。

次のラウンドまでに試打で確認する2点

ここまで読んでまだ迷っているなら、問いを一つに絞る。

「自分は50°前後をフルショットで使うか、アプローチ専用で使うか」

フルショットで使う派はZXi系のAWをアイアンセットと同時購入。アプローチ専用の派はRTX系(CBZかRTZ)を用途別バウンスで1〜2本選ぶ。この2択に落とせれば、モデル選びは半分終わる。

試打で確認するのは2点だけでいい。

  1. バンカーからの抜け: ソールが砂に刺さらず滑るか。刺さるならバウンス不足
  2. 50〜60ヤードのキャリー精度: 距離バラつきが10ヤード以内に収まるか

ウェッジはゴルフで最も「現場の状況」と一体化するクラブだ。グリーン周りの10ヤードは、ドライバーの10ヤードよりスコアに直結する。試打費用1,000〜2,000円を惜しんで3万円後悔するより、先に打て。答えはそこにある。

2026年5月現在、CBZは国内在庫が各ロフト揃っており試打機も確保しやすい。RTZはカスタムオーダー主流で納期2〜4週かかるケースがある。シーズン前の急ぎ補充はCBZで決まり。


参照元

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