青ベンタス22TR・24・26TRどれを選ぶか

青ベンタス「22 TR」「24」「26 TR」3世代を先端剛性・中間剛性・対象ヘッドスピードで徹底比較。スイングタイプ別の選び方と失敗しないチェックポイントを整理し、高額シャフト購入前の判断をサポートします。

青ベンタス22TR・24・26TRどれを選ぶか

青ベンタス22TR・24・26TRどれを選ぶか

青ベンタスを買おうとして、世代の違いが分からないまま何ヶ月も保留している。そういう人は多い。「22 TR」「24」「26 TR」の3世代が同時に市場に並び、価格差は1万円から4万円超まで開いている。この記事では3世代を同じ比較軸で整理し、ヘッドスピードとスイングタイプ別にどれを選ぶべきかを示す。


青ベンタスは世代が多すぎて選べなくなっている

VENTUSブルーの歴史を整理すると、2018年初代、2022年に「22 TR」、2024年に正当後継モデル「24」、そして2026年に「26 TR」と展開が続いている。問題は、旧世代が値下がりして新世代と並び続けること。22 TRは現在1万円台で買える状況もあり、26 TRは発売直後で4万円超えが珍しくない。

この価格差を性能差で説明できないまま購入すると、後悔する確率が高い。

シャフト選びで失敗する人のパターンは大きく2つある。一つは「とにかく最新世代」で選び、自分のスイングに合わないモデルを買うケース。もう一つは「旧世代で十分」と思い込み、実は自分の球筋が改善できるモデルを見逃すケース。どちらも比較軸を先に持っていれば防げる。

青ベンタスを選ぶ検討者の多くは、ヘッドスピード44〜50m/s前後の中上級者だ。この層にとって、シャフト1本の選択は1ラウンドあたり3〜5打に直結する。そのくらい影響が出やすい。


「TRがつけば高性能」という思い込みを外す

VENTUSブルーといえば「低スピンで叩けるシャフト」というイメージが定着している。これは正しい。ただし、世代ごとに「どこを剛く、どこをしなやかにするか」の設計が大きく変わっている。

22 TRは先端・中間ともに剛性を高め、スピン量の抑制を最優先にした設計だ。叩けるが、しなりを感じにくい。一方、24は中間部のしなりを意図的に復活させた。フジクラが「初代VENTUSの正当な後継モデル」と位置づけているのがこの24であり、22 TRはあくまでツアー向けの強化版という側面が強い。

「TRがついていれば高性能」という理解は半分正解で半分誤り。 TRは剛性が高いぶん、タイミングが合わないと球が左右に散りやすくなる。ヘッドスピードが常時48m/s以下のゴルファーには、非TRの24の方が安定したデータが出やすいケースが多い。

今回の比較軸は以下の3点に絞る。

  • 先端剛性(スピン量・球の上がりやすさに直結)
  • 中間剛性(しなり戻りのタイミング・振り心地)
  • 対象ヘッドスピードの目安

価格やビジュアルで選ぶ前に、この3軸を先に押さえる。


3世代を同じ軸で比べた結果

GCQuadを使った試打計測の報告によると、24は初速の出やすさと左右のブレの少なさを両立しやすく、「安定性は歴代最高水準」という評価が複数出ている。中間部のしなりが戻ったことで、振り心地が初代に近く、HS42〜50m/sの幅広い層がマッチしやすい。

モデル 先端剛性 中間剛性 HS目安 向く人 注意点
22 TR 高い 高め 46〜52m/s 叩き系・スピン過多 しなりを感じにくい
24 高い 中程度(しなり感あり) 42〜50m/s 安定重視・幅広い層 叩き感はTRより薄め
26 TR 高い やや高め 46〜52m/s 最新設計・初速重視 市場データがまだ少ない

総合で最も汎用性が高いのは「24」。 迷ったらまず24から始めるのが損をしない選択だ。

用途別の勝者を整理すると:

  • 安定を最優先するなら: 24(HS42〜50m/s、スライス気味の人にも対応しやすい)
  • スピン量を強制的に抑えたいなら: 22 TR(HS48m/s以上が前提)
  • 最新設計でコストを問わないなら: 26 TR

並行輸入品での購入を検討している場合は、フェアウェイゴルフで買う前に知っておきたい強みと注意点も参考にしてほしい。

ドライバー用シャフト 高性能 比較試打


ヘッドスピード・スイングタイプ別の選び方

HS42〜46m/sのゴルファーには「24のSフレックス」から入るのが無難だ。このゾーンでTRモデルを選ぶと、シャフト剛性に振り負けて右へのプッシュアウトが増えやすい。価格が安いからといって22 TRに手を出すのは避けた方がいい。

HS46〜50m/sは最も選択肢が広いゾーン。このレンジで「叩き感が欲しく、現状の球が高い・スピンが多い」なら22 TR。「まず曲がらない弾道を作りたい、HS変動が大きい」なら24を選ぶ。

HS50m/s超で、現状のシャフトでもスピン量が多くて困っているなら、22 TRか26 TRで先端剛性の高いモデルを試す価値はある。ただし試打は必須。同じTRでも個人のタイミングによって結果が全く変わる。

スライスが出やすい人には青ベンタスは向かないケースも多い。 低スピン設計は、サイドスピンが多い球筋に対してむしろ弱点を増幅することがある。スライス傾向が強い人は先にスイング改善かヘッド選びを優先した方がいい。

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買って後悔しないための確認ポイント

シャフト単体を買って後悔するケースの大半は「試打なし・計測なし」で決めたパターンだ。購入前に以下を確認してほしい。

  • 自分のヘッドスピードを最近計測したか(体感は正確でない)
  • 現状のスピン量が何rpmか把握しているか(3,000以下か、4,000超えかで選択肢が変わる)
  • 装着するヘッドの重さ・バランスとの相性を確認したか
  • フレックス表記の「S」はメーカーによって硬さが異なる(フジクラSと他社Sは別物と考えていい)

26 TRはALBA Netのギア記事でも2026年の注目シャフトとして取り上げられ始めているが、実戦データの蓄積はこれから。今この瞬間に「確実に失敗したくない」という人には、実績が積み上がった24の方が安心感は高い。

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次のラウンドで動くための一つの判断軸

3世代の違いを整理したうえで言うと、結局「24か22 TRか」の2択で止まっている人が大半。この決め手はシンプルだ。現状のスピン量だけ見ればいい。

スピン量が3,000rpm以下に収まっているなら24で十分。4,000rpmを超えているなら22 TRか26 TRの先端剛性が効いてくる。この数字を持たずに高額シャフトを選ぶのは、データなしで番手を選ぶのと同じだ。

試打できる環境があるなら、同じヘッドに2本差し替えて5球ずつ打ってデータを取ること。価格差で決めるより、計測1回の方が納得感は格段に上がる。それができないなら、まず24のSかXを選べ。後悔する確率が一番低い。


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